Tラモーン

真実の行方のTラモーンのレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
4.5
エドワード・ノートンすげぇぇぇぇぇえ!

めちゃくちゃ面白かった〜!
120分超えの作品なのに全然ダレずに引き込まれっぱなしよ。

明らかになっていく衝撃的な真実と、ミスリードを誘う伏線の配置が上手過ぎる!

以下ネタバレ含みます。











割とショッキングな大司祭殺害シーンから始まって、青年が逮捕、有名弁護士がついて始まる法廷ミステリーな前半部。

途中、青年の多重人格障害と大司祭の性的虐待が明らかになって「正義感」そのものを問われる中盤〜クライマックス。

ドンデン返しのエドワード・ノートン万歳、タイラー・ダーデンもびっくりのラストシーン。

すごいわこれ、ずーっと面白い。


冒頭血塗れで走ってるエドワード・ノートン若いなぁ〜、このころから演技力すごいんだなぁって思うくらいアーロンのオドオドした演技がそもそもすごい。

中盤、精神分析を受けながらビデオカメラのことでブチ切れるときの顔はもうすでに「ファイトクラブ」のときと変わらない。

ラストの洗いざらいブチまけるとこ鳥肌立ったわ。もう寒かった。怖。


犯行動機のセックステープの提出の有無をめぐって、ムカつく検事だったジャネットが葛藤しながらも自分の正義感に突き動かされていく様とか、マーティンが仕向け尋問でアーロンがロイ覚醒するところとか、終盤の法廷シーンは急展開とアガるシーンが多くて盛り上がる。

からのあのラストだからな。

これと「12人の怒れる男たち」続けて観たらもう何もどうしたらいいかわかんないよ。

凄い映画を観た。

リチャード・ギアはなんとなく好きじゃなくて全然観てこなかったんだけど、40〜50くらいのころのビートたけしに似てるな。
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