つるみん

真実の行方のつるみんのレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
3.8
リチャード・ギア主演の法廷サスペンス。固く、難解なものではないので是非あらすじを読まずに観てほしい一作。

どこに注目するかによって見方が少し変わってくる映画だなと思った。法廷モノとしてしっかり楽しめる事は出来るものの劇中においてそこにあまり重きを置いていない事も分かる。サスペンスというジャンルのストーリーを楽しもうとしてる人も勿論楽しめるのだが、サスペンスにしてはある意味テンポが良過ぎた感じも否めない。しかしこの2つの要素がバランスよく131分に纏められているので評価も高いのではないのかなと…。


あらすじを読まずに観てほしいと言ったので、ここからは少しネタバレ。


エドワード・ノートン初出演作。にして主演レベルの存在感。何千人の中からオーディションで選ばれたこの役は確かにノートンにぴったり。というかよく見抜いたな、彼の才能を。ズバ抜けていたのかな。もう彼の名前を出すだけでネタバレになってしまうのであえてここで書いた。個人的に〝ノートンが凄い出演作品のオススメ〟として紹介された映画だったから多少身構えてしまった自分がいるのでこのスコア。それでも法廷モノ、サスペンスとして十分楽しむ事ができたし、やっぱりノートンは凄いと再確認できた。何度も言うけど、これが初出演作ってヤバいな。リチャード・ギアを完全に丸呑みしてたわ。
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