「離愁 」4Kデジタルリマスター版、渋谷Bunkamuraル・シネマで鑑賞(没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭)
妻子ある男性ジュリアン(ジャン=ルイ・トランティニャン)が列車内で出会ってしまったアンナ(ロミー・シュナイダー)の凛とした眼差しと美しい横顔のカットが印象的。ラストの彼女の横顔のカットにも呼応していた…。
ナチス・ドイツのフランス侵攻という時代背景、列車への機銃掃射等から死の匂いに満ちており、全員死亡だろうと思って観てたが、ある意味、誤りだった。
まさかの状況での再会、哀しくも鮮烈で衝撃的なラストシーン。ロミー・シュナイダーのファム・ファタール<運命の女>な演技や再会後の彼らの運命に想いを馳せると本当に切なかった…。