やま

離愁のやまのレビュー・感想・評価

離愁(1973年製作の映画)
3.6
ツタヤにでかでかと置いてあったので借りてきました。

ストーリーは、妊婦の奥さんと6歳の娘とラジオの修理工の旦那の家族が、疎開先に向かう電車で違う車両に乗ることになり旦那と家族が離れ離れになる。違う車両先で旦那はある魅力的な女性と出会い。。。という感じ。
てっきり戦争に行く旦那と夫が帰ってくると信じて待つ奥さんの話なのかなと。


単純に言えば、真剣な浮気の話。彼曰く何も考えてないような奥さんより、ミステリアスな印象を与える彼女の方が好きになっちまったということだろう。でも奥さん綺麗だし、生まれてくる子もいるし、娘もいるのにと考えるとロクでもない。


印象的なシーンは、初めて彼女と会うシーン。彼女の顔を舐め回すようにみる主人公目線のカメラワーク。そしてラスト同じ角度でまた彼女と再会することになるわけだ。
ラストのやっぱり我慢できない!という感じの二人は何とも言えない。頭の良さそうな主人公は勘付いていただろうし。


意外と空から撮られていたりと、汽車を使ったりとお金はかかってそうなのにあまり見られていない名作なんだろうな。
後、主人公の旦那「愛、アムール」の人かよ。
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