愛り

人のセックスを笑うなの愛りのレビュー・感想・評価

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)
4.0
みるめ(松山ケンイチ)とユリ(永作博美)の関係性、誰もが憧れるやつ〜
なによりも良いのが、
2人とも甘えるところと
甘えられるところとをたぶん、
感覚的に分け合ってるんだよなあ。
それはきっと、
年上と年下という
絶対的な関係性があるからこそだろう。

羨ましい。
きっと、2人とも見栄を張ったりはしないだろうし、
(年下+生徒というので低姿勢、年上なので見栄を張る必要ないだろうと勝手に。)
負けず嫌いだったとしても
相手を打ち負かそうとはしないだろうし
(こちらも勝手に)
とにかく優位に立ちたい!という、
若さゆえの貪欲さがみるめにはない!!
それがなにより良い。

それとは対照的にえんちゃんの
若々しい恋。
だけど1番大人で割り切ってたりもする。

つまり、
愛や恋は、一つの側面では測れない。
しかし、
恋人同士だと相手を一つの側面でみがち。
そこに引き寄せられてしまう。
良いところも悪いところも。

だから恋愛の映画を観るのは楽しい。
私から観た君たちは、
案外大人な恋愛してるよ。
みるめを選んだ、ユリは、
見る目があるよ。なんてね。
愛り

愛り