ふぁるこんりえ

人のセックスを笑うなのふぁるこんりえのレビュー・感想・評価

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)
5.0
2017年08月20日 12:55

2004年 井口奈己監督

キャッチコピーは
「恋におちる。世界がかわる。19歳のボクと39歳のユリのいかれた冬の物語。」。

山崎ナオコーラさんの小説
なおこの題名は、
本屋で、同性愛の本の棚の前でクスクス笑っている人を見たときに思った言葉らしいです。

とても好きな世界観で、
映像の雰囲気やカメラワークがとても好きでした。
エンディングの創りも可愛く、 みんな名前が素敵

みるめ:松山ケンイチ
ユリ:永作博美
えんちゃん:蒼井優
堂本:忍成修吾
山田先生:温水洋一
猪熊さん:あがた森魚
じいちゃん:三代目桂春団治

ユリちゃんのような性格や、あの佇まいを持った女性は、 とても憧れる。
みるめくんは、 そんなユリちゃんにハマっていって、抜けられなくなったのだ。
何かの記事で、
本当に松山ケンイチさんは、ユリちゃんのことを好きになってしまって、
ユリちゃんが現場にきてないときの落ち込みようが伝わってきた
と蒼井優ちゃんが言ってた

グッドモーニングコールで出てきたユリちゃん
逃げ恥のユリちゃん
このユリちゃん

どのユリちゃんも、みんな違うけど、
本や映像の世界で出会うユリちゃんちゃんは、 どれも魅力的な人ばかり。

ユリちゃんがどんなにふらふらしても、
帰る場所、待ってくれる人、猪熊さんがいて、
なんかずるくも感じたし、羨ましかった 。
みるめくんには、みるめくんにしか出来ないこともあったけど、
でも、なんだかんだ言って、ユリちゃんには猪熊さんがいる。
あの猪熊さんの、妙にあっけらかーんとした、
明るい、優しいテンションの会話が、
ユリちゃんにとっては、大きな拠り所なのかなぁ?

しかも、猪熊さんが、 音楽家のあがた森魚であることに、 ちょっとびっくりした

ユリちゃんのアトリエにあった、
あの白いドーム、欲しかったなぁ。

ユリちゃんとみるめくんのシーンも好きだけど、
えんちゃんたちのシーンもとても好きだった。

あと、ラジオから流れてきた曲も

またふらふらと、観たくなる映画