ガブXスカイウォーカー

アリババと40匹の盗賊のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

アリババと40匹の盗賊(1971年製作の映画)
2.9
今作は『アリババと40人の盗賊』の視点を変え、盗賊の宝を盗んだアリババが悪人と言う解釈。いや盗賊も悪いし、それを横取りしたアリババも悪いだろ。とにかく、今作は悪人同士の子孫が争うと言うくだらなさ。
しかも40人の盗賊は盗賊の頭の子孫ハック、ネズミ、38匹の猫、アリババはオカマ口調のチビ(なぜか顔と声がブラック魔王に似ている)、ランプの精は毛むくじゃらの魔物にアレンジされている。
見どころは、子供向けのナンセンスギャグを大塚周夫、富田耕生、田の中勇、永井一郎、滝口順平、内海賢二、納谷悟朗などがノリノリの声と演技で笑せてくれるところ。みんな元気いっぱいだ。
作画は今までの丁寧なものとは異なり、枚数を減らし、いかに効果的にキャラを動かすかに重点が置かれているが、劇場版としては物足りない。
ムリして観ることはないと思う。