Habby中野

日本一のホラ吹き男のHabby中野のレビュー・感想・評価

日本一のホラ吹き男(1964年製作の映画)
5.0
あゝ素晴らしきノン・ストップ娯楽、ラブミードゥ!
植木等が身体いっぱい楽しませ、画面いっぱい娯楽する。幸せだなあ、そんな言葉が漏れに漏れる。
なにが良いって、圧倒的な(まさかの)映像力!アッ、と言う間に展開、ハッ、としたら俯瞰、そしてズームバック、ズームバック!ぼくは編集の手本はこの映画にあると思う。だって、全力で語っているから。中身がなくたって、その全力が、何よりも尊い。
映画がちょっと行き詰まり、娯楽に走った時代があった。それはある意味、人間が底の方で欲するのは、こんな身軽な、楽観的で理想的な、そう大衆娯楽であるということだ。いまのぼくにはこれがこいつが心に沁みる。
人生三段跳びさ!昔の男は良かったねえ、チャンチャン!
Habby中野

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