キットカットガール

日本一のホラ吹き男のキットカットガールのレビュー・感想・評価

日本一のホラ吹き男(1964年製作の映画)
3.6
いやー、こんな精神力がほしい!笑
異常な向上心とプラス思考。赤裸々にごまをすりすりする姿。このレベルまでくると全てが清々しくて憧れる。やっぱり成功する人間は何事にも貪欲で、ビッグマウスなのかもしれない。口外した事がぽんぽんと順調に達成されていくさまは、某スポーツ選手の発言を裏付けるようだった。凄く魅力的なキャラクターで純粋に面白かった。
そして、本作のミュージカルシーン。つい最近、『舞妓はレディ』で初めて日本のミュージカル映画に触れたが、それよりも遥かにナチュラルで、楽曲、歌い出し、歌い終わり、ダンス、演出全ての調和がとれていた。すんなりと受け入れられる馴染みやすい完成度で良かった。