日本一のホラ吹き男の作品情報・感想・評価

「日本一のホラ吹き男」に投稿された感想・評価

ryusan

ryusanの感想・評価

5.0
日本一シリーズの中では最もバランスの取れた秀作、人生哲学すら感じる。学生から社会人までの出世物語、時代劇のおまけ付き。和製ミュージカルも捨てたもんじやない?
実際ホラ吹きでも何でもなく主人公はひたすらに頑張り屋さん。とにかくやる気と元気出したい人にオススメ。

東京オリンピックもちょっと関係してるのでこの機会に是非どうぞ。
ひでG

ひでGの感想・評価

3.3
時代を感じる、
映画は時代を背負っている。

冒頭は64年東京五輪を目指すワカモノたちの映像。
そーか、五輪に象徴されるように、
「上に!上に!」が社会共通の目標だった時代のコメディ作品。

どー見ても学生に見えない植木等が三段跳びの選手として登場する。

彼もまた五輪を目指していたのだが、怪我の為に断念。

しかし、彼は全くめげない、落ち込まない

すぐに次の目標を「日本一の会社に入り、出世する!」に置き換える。

ポジティブなんて言葉が通用しない、
ポジティブしか頭にない男。

今では例え虚構の映画の世界でも描き切れない、振り切り過ぎたキャラクター

例えば、ひと昔に流行った今では誰も口にしない食べ物を不思議な感覚で食べるようなイメージもした。

会社に上手いこと入った植木等は、社長に上手いこと取り入って正社員になる。

「ああ、ゴマスリ作戦ね、、」と思ったら
この出世作戦、意外と地道、
まあ、はったりをかましまくるんだけど、
知恵と努力は惜しまない。

ここら辺も、目標が明確で、その先に
「バラ色の未来」が保障されているという
社会全体の共通認識が成立している時代なんだなと思いつつ鑑賞した。

今観ると、不思議なコメディ作品だ。
ちょっと、うまく行き過ぎて、気持ちがなんだか落ち着かなくなるのは、
未来が見えない社会に冒されているからかな。
あぁ冒頭、青々と甦る素晴らしき日本の田舎の風景。
子供たちは走り回り、軒先で洗濯物を干してる傍には子山羊や犬が駆け回り。、
郵便屋は仕事のついでに家に送ってくれ、工事現場の作業員と出土した壺でガハガハ笑う。

それ以降はずっと都会のシーン。
初等の故郷が著しく田舎であることは、とても意味のある設定だと思った。
大らかで身体生命力のある田舎が戦略的に攻め込んできたように、初等がその図々しさと実行力と不規則さで、既存システムを壊していく。
バランスを大事にしてきた社会システムが、こういう壊れ方してくれたら面白いなぁ。

植木等の髭面がまぁかっこいい。
真俯瞰の撮影もかっこいい。
草笛光子の鼻もかっこいい。

豪華クラブで行われるビッグバンドジャズと着物のショーがとても綺麗
こういう生バンドクラブってもうないのだろうか?
行ってみたいなー金持ち社長の金で
損して得するという教えがあったかなと思います。

大卒の初任給2万円の時代に20万円もらえるなんて夢があります

今の時代にも通じる教えがあるのでは

この話用の大発明を具体的に提示されてあるのは良かった。

今の時代でリメイクするなら宇宙旅行とかなのかな
ラッコ

ラッコの感想・評価

4.3
受ける〜!!
クレージー映画の一つで全部で10本作られた日本一シリーズの2作目
今作のクレージーメンバーの出演は植木、谷、安田、桜井の4人
ヒロイン枠は浜美枝、草笛光子

【あらすじ】
1964年と言えば東京オリンピック!ってことで植木等は三段跳びの選手
世界記録も狙える逸材だったのだが強化合宿でハッスルして故障してしまう

療養の為故郷に戻った植木はご先祖様の古文書を見つけます
その中身は三段跳びの如く三度の大ボラを吹いてその度出世し大物になった経歴とその秘密が書いてあり
曰くホラにしてホラに非ず、吹いたホラは必ず実現する、肝心なのは実現するために努力すること、これが即ちホラを予言と等しくする的な教えだったのです

これに発奮した植木は日本一の会社への就職、そこでの出世を目指し大ボラを吹いていく、、、

【感想】
テキトーな無責任男とは正反対な感じ
とんでもない大ボラは吹くんだけどそれを実現するための努力と行動力が凄まじい
映画なんで見事にうまくいってのサクセスストーリーになるんですがその熱意は見習いたいですよね、目標は大きくっていうよく言われるやつです

倍率1000の入社試験に落ちても諦めず臨時守衛として機会を伺う、そして社長に取り入りコネ入社
ここで満足せずに係長、課長、部長と三段跳びの如く出世を目指していく
その為には会社に泊まり込んでの19時間労働をやりだしたり、とにかくモーレツに頑張る姿が印象的
無責任男みたいなキャラクターだと批判もしやすいんだけど、こんなに頑張ってる姿を見せられると応援したくなっちゃいます

出演者について
谷啓はどもりの研究員、冷熱電球とかいうオーパーツみたいな発明をする、出番は後半からであまり出てこない
安田伸は植木等の同じ大学から同じ会社に就職、仕事と恋のライバル的な存在になるのかと思いきやいつのまにかフェードアウト
桜井センリは社長の運転手役、普通に脇役w

浜美枝はヒロイン役、スタイルの良さとお洒落な衣装が印象的
嫌っていたはずの植木等をいきなり好きになり結婚ってのはイキナリ過ぎると思う

草笛光子はサブヒロイン、クラブのマダムでライバル会社の社長の愛人
出番は終盤だけだけどらしさの出ている役です

あとは脇役で飯田蝶子、坂本武が出てるんだけどふたりとも年取ったなーって

今回もDVDマガジン「東宝 昭和の爆笑喜劇」での鑑賞です、その第2号
ちなみに順番はアンケートの人気順らしい
ビジネスマンとしての目標ができた


かなこかわいい
youkey

youkeyの感想・評価

3.3
記録。BSイレブン
やっぱり植木等はこうでなけりゃ。
虎氏

虎氏の感想・評価

4.0
"日本一の男"シリーズの第2作。
植木等演ずる初等がスポーツでの挫折にめげる事無く増益電気に意地で就職し、臨時の警備員から営業部長まで駆け上る様をコメディタッチで描いた作品。

東京オリンピック(※1964年)の三段跳選手の候補である主人公は、練習中に両アキレス腱を切ってしまい、療養の為に帰郷する。結局、出場を断念する事になるのだが、偶然ホラ吹きの何たるかが記された先祖の自伝を発見し、日本一の企業で上を目指すことを決意する。主人公は周囲からホラ吹きと言われているが、持ち前のフットワークで次々と実現して行く為、結果的にどんどん出世していく。

冒頭でスポーツ界を題材にしているのかと思ったが、公開時の時事ネタとして盛り込まれただけで、早々にサラリーマンとしての物語になりました(^^; シリーズ定番の有りえないご都合展開ではあるが、前作のいい加減さに比べると、主人公の行動や企業の描写等は多少現実寄りになっているので、共感しやすい…かもしれず。ミュージカル要素は顕在で、ゲリラロケなのかなぁと思わせるシーンもあった。

日本が元気な時代の映画だなぁと感じた。
元気をもらえる作品です。
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