Ukosaaan

バニー・レークは行方不明のUkosaaanのレビュー・感想・評価

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)
4.7
最高のサイコサスペンス。
冗長に感じられた前半や病院脱出の長回しシーンも後になってその意味がわかる。
バニーは実在するのか?妄想なのか?
中盤から一気に雲行きが変わり驚きの真相が判明するまでの展開、それに伴うラストはもはやホラーでしかない。あんなブランコもスキップも楽しくないに決まってる。
頭のおかしさが斜め上をいってるけど底知れぬ事情が感じられ物悲しさもあった。
回想シーンも血が飛び散ることもないシンプルな作りはこの時代によくあるとはいえ、こちら側の心理を混迷させゾワッとさせる恐怖の運び方が巧み。ゾンビーズの使い方もおしゃれ。傑作です。
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