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バニー・レークは行方不明のKOUSAKAのレビュー・感想・評価

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)
4.5
『ザ・バニシング -消失-』を観て、相当なレベルで食らってしまった自分にとって、パンフレットで世界三大失踪映画としてオススメされていたこの『バニー・レークは行方不明』は観ないわけにはいきません😎

Amazon Primeで配信されていたので、速攻鑑賞。(この内容で199円は安い!)
しかしまあ、こんな傑作が1960年代半ばに作られていたとは!全然知りませんでした・・😱映画の世界は奥が深い。深すぎる。

もう製作者の思惑通り、どんどんシーンが進むたびに「あいつが怪しい」「こいつが怪しい」「あいつの言ってることはホントか?」と、見事に騙され続けました😆いや〜お見事。

長回しを多用したカメラワークも緻密に計算され尽くしていて絶品‼️音楽もめちゃくちゃ格好いいし、とにかくスタイリッシュでモダンなんで、全然古さを感じない。すごい。近親相姦的な空気も匂わせたりして、テーマ的にもタブーにかなり踏み込んでるし、もう好きな要素しかない。ラスト間際のブランコのシーンとか凄まじすぎる。狂気。

町山さんのネタバレ解説で、「She's Not There」という曲がヒットしたThe Zombies(ゾンビーズ)を使うところがウマい!と言ってて、なるほど〜と思いました😎
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