マサミチ

バニー・レークは行方不明のマサミチのレビュー・感想・評価

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)
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アメリカからイギリスに引っ越したばかりで誰も顔見知りがいないとゆう序盤の設定だが、娘がいなくなったのは全て母親の虚言で、最初から娘など存在してないのではないか?と観客をミスリードさせる中盤までの流れだが、警察だってアメリカ大使館経由で身元照会くらいするに決まってるでしょ?

その過程で真犯人(序盤で簡単に察しがつきます)の動機の説明にもなっている精神科への通院歴も一応疑って調べるだろうに。

その真犯人にしても母娘が渡英するまでそこに住んで働き、犯行の計画性もあるわけだから、終盤でいきなり異常性格者に変貌する展開も思いっきり不自然だった。

ミッシング物って、序盤の謎の引き付けがいいからか、似たような話が何本も作られてるが、ディテールと犯行の動機と背景をしっかりやらないととんでもなく失敗すると改めて思った。
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