ファーストでは「仁義なき戦い」というタイトルまんまに騙し騙されながら仁義もクソもない殺し合いの末路で得た悟りを描いたが、
セカンドの主人公である山中は馬鹿正直に全てを信じ、純愛の中で破滅を辿る。
主人公が北大路欣也に変わった事で文太が余り乗り気では無かったと言われた本作だが、しっかり広能としての役割を果たしている辺りに義理堅ささえ感じてしまう。
その構図がゴッドファーザーにおける続編への流れや、ガンダムがゼータに移行し主人公がカミーユになった様な、もちろんそっくりそのままオマージュした北野武のアウトレイジに至るまで、様々な作品への影響を感じ取れる。
菅原文太、北大路欣也、千葉真一の演技が凄すぎ。
後半、雨の中警察から逃げる部分は辛すぎて見てらんなかったなー
夜の真っ暗闇のなか、尚且つ土砂降りの雨、というとんでもなく難しい環境で撮影されたフィルムの質感がとてもカッコよくて唯一無二。