tunic

若い東京の屋根の下のtunicのレビュー・感想・評価

若い東京の屋根の下(1963年製作の映画)
4.0
出合い頭にぶつかったというだけで、下宿人の浜やんに対して陰険な態度をみせる小百合。家計の足しにするため死んだ兄の部屋に住まわせるという事態が気に入らないのだとは思うが、いつまでもひとり意地をはって辛くあたるので本気で性格悪そう。それだけに風呂場での告白にはビックリ~ほかの家族みんな聞き耳たててるのに。洗濯屋ケンちゃんもそこまでやれとは言ってない。それぞれ別家庭をもつ小百合の兄姉も不幸なわけじゃないけどちょっとした問題を抱えていて、でも雨降って地固まるじゃないけれどひとまず映画の終わるころには収まりよく一段落。こういうウェルメイドなホームドラマ全然大好きです。下元山岡夫婦の息子役の沢井正延くん、どこかで見覚えある顔と思ったら「放課後」で栗田ひろみのBFやってた子だ。
tunic

tunic