MOTENAIくせに俺はこの小説が好きだった。
それは、『太陽の季節』があのような顛末を迎え、いくら表情では難色を示そうとも、文章の書かれ方によって、自身の根底にあるヒーローへの憧憬みたいな安い男性性が、この作品世界の「格好よさ」に共振するのを拒むことができなかったからだ。
反対に、映像により登場人物が具体化することで、いかに作品内の振る舞いが「おままごと」的かというのを痛感させられる不思議な体験をした。そういう意味で、小説よりも『太陽の季節』を再現できていると言っても過言ではない。
だが、ちんぽ見せないのはどういうことか!!
あそこに!太陽の!すべてが!つまっとるだろうに!いいから!俺に!ちんぽを!てめえの!ちんぽを!見せやがれッッ!!