僕の日本で一番好みの女性、木の実ナナがマドンナというだけで嬉しい。
今回は寅さん→マドンナ→別の男、という王道展開。
しかしマドンナの寅さんそっちのけの恋愛ストーリーとしては一番激しい愛だった。
竜雷太の純愛と、ダンスの夢との間で最後まで苦悩するマドンナの姿、そして寅さんや劇場の仲間をはじめとする周囲の暖かい目、俺は泣いたね。
寅さん屈指の泣ける回だったし、寅さん屈指のミュージカル回だった。
松竹歌劇団のメンバー、あれほとんど実際の方なのかもしれないけど、みんなめちゃくちゃ綺麗でそりゃ武田鉄矢じゃなくても追いかけ回したくなるよ。
武田鉄矢のフラれっぷりも良かった、寅さんですら劇中で三回も四回もフラれてないぜ。
でもやっぱり、ナナ姉さん最高の一言に尽きるね今回は。
二十一作目
マドンナ：木の実ナナ
ロケ地：熊本県(田の原温泉)
