「アメリカは外からだと違って見える。すぐ外から眺めているだけなのに。」
映像の質感とかは結構好き。ポスターとか、タイトル的にもっとバンバン地球外生命体が出てきて戦ったり逃げ惑ったりするのかと思ったけど、そんなんじゃなくて、なんかこうもっとリアルというか。この映画では、何年か前からメキシコに居座る地球外生命体たちと、それらを駆除、追放しようとありとあらゆる手段を使う政府、軍。そして彼らの狭間でなすすべもなくただ生きていくしかないその地域に住む人々のリアルな姿が描かれていてなんだか新鮮だった。あとは、モンスター同士の交信または交尾なのか。その光景をただ呆然と、そして恍惚と見つめる主人公の二人。あのシーンが好きだった。モンスター映画としては一風変わっていてなんだか少しロマンチックな雰囲気さえ感じる、まるでロードムービー。結構淡々としているので観る人によってはたまらなく退屈かもしれませんが。。冒頭シーン、観終わってから観返すとあっ、、ってなる。
モンスターはやっぱりイカかタコの形相が多いですね。
