コーカサス

モンスターズ/地球外生命体のコーカサスのレビュー・感想・評価

3.0
地球外生命体がメキシコで増殖、巨大化したモンスターたちが徘徊する危険地帯を脱出すべく、カメラマンのコールダー(マクネイリー)と社長令嬢サマンサ(エイブル)がアメリカ国境を目指す、かつてない“怪獣たちのいる日常”を描いたロードムービーだ。

のちに『GODZILLA』 を手掛けるギャレス・エドワーズ監督が、総製作費わずか130万円で作り上げた初の長編作は、その低予算ゆえ、モンスターズ=怪獣の登場は極力省いたものの、その反面、男女の脱出劇をリアルなドキュメンタリータッチで見事に映像化している。
これは同じ条件で製作されたあの『ジョーズ』と並ぶ “アイディアの勝利”と云えるだろう。

尚、“キャメロン・ディアス似”のヒロイン、エイブルとマクネイリーは本作の共演をきっかけにゴールイン。

まさに“吊り橋効果”である。

208 2020