コルブッチ監督、1969年の作品。
銀行強盗の汚名を着せられた上にリンチ処刑された兄の仇を討つ為、主人公ハッドが町に帰って来る。そこに兄が最期に隠したとされる大金を狙い、ならず者たちも集まって来て、、、大金の行方は？本当の黒幕は？そしてハッドは復讐を遂げられるか、、みたいなお話。
主人公ハッドは、黒コート黒シャツ黒ハットをまとい細身でスタイリッシュ。馬にも乗ってて、泥まみれだったジャンゴ（フランコ・ネロ）と比べかなり小綺麗な感じ^ ^
一応マカロニウエスタンだと思うけど、黒幕探しはなんだかミステリー、お宝探しはインディージョーンズ、更には社会派（拝金主義批判やヒッピー批判？）要素もありかなりジャンルレスな感じ。しかも話す言語は、むさ苦しいメキシコ盗賊団含め全員フランス語という不思議さ^_^;
続・荒野の用心棒と比べるとお色気は強めだけどクセは弱めかなぁ、、と油断してたらラストでやってくれましたよ。
町民が約100人が全裸でうつ伏せ。1画面にお尻が100個おさまってるの初めて見たかも(ﾟoﾟ;; シュール過ぎて吹き出しそうになりました(^^;;
その後、傷付きながらのラストバトルも、ジャンゴを彷彿させる相当な見所でしたが、お尻×100が可笑しすぎて、、コルブッチ監督、やっぱりクセが凄いです^ ^
その他の雑感
・オープニングクレジットのタイミング良い。青い空に黄色のクレジットがオシャレ。
・イタリア北部のアルプスでの撮影か、ハイジみたいな景色がのどかで美しい
・太陽バックのシーンが印象的、夜明けの太陽、日中の太陽、そしてラストカットの大きな夕陽、、マカロニだけど昭和の懐かしさも感じる
