これ、にっかつ児童映画制作とあるが、実質的な制作会社はどこなんだろう?調べてもよく判んない。
平田敏夫が監督しているからマッドハウスかな???
水木しげる原作の河童の三平のアニメーション映画。水木テイストも残してはいるが、だいぶ児童向き作品として健全な作りになっている。
タイトルも“河童”から“カッパ”に変更されてるし。
主人公の河童に似た少年は原作通り“河原三平”だが、三平に似たカッパは“かん平”から“ガータロー”に変更されている。
ガータローって…凄い名前だな…どっから付けられたんだろう???
さらにタヌキには黒磨って名前が付いている。
爺さんに育てられた三平、父は蒸発。母は東京に出稼ぎ。
間抜けな死神に狙われるなど色々あるが明るい三平。
水泳大会の褒美で東京に行くチャンスを得る。
てっきり後半は田舎町から東京に舞台を移すのかな?と思ったら、お母さんは妖怪に囚われの身に。父が探し出した小人の案内で救いに行く。という話。
母を捉えていた鬼が自然破壊に怒っているなど、環境問題を提議する内容に話が進む。
家族愛と環境問題をテーマに持って来た、非常に道徳的な内容。
三平が野糞好きな所が唯一、水木っぽいテイストかしら。