LEONkei

エロス+虐殺のLEONkeiのレビュー・感想・評価

エロス+虐殺(1970年製作の映画)
3.0
自己がないのなら、他者もない。

やりたい事がなければ、何もしなければいい。

やりたい事がないからと言って、何も不安を感じたり悲観する必要はまったくない。

蝉が鳴き止み秋風に鈴虫の音色が絡み耳を擽れば、其のうち本能が答えを導くだろう。


母の母の母は…、それは貴女。


上半身は理想、下半身は現実。

理想と現実の泥沼にグッちょり嵌り、ゲバゲバと鳴き喚く雌烏。

抜けるも地獄、沈むも地獄。

気がつけば首までどっぷり泥沼に沈み込み、ちょこんっと飛び出た頭を現実の重石がググッと深く押し込む。


父の父の父は…、それは自分。


他者がないのなら、自己もない。


共感もできなければ理解もできないが、描写は何故か好き。

無意味なものに意味がある..★,
LEONkei

LEONkei