片腕ファルコン

ショージとタカオの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

ショージとタカオ(2010年製作の映画)
3.6
1967年に布川事件という茨城県で発生した強盗殺人事件があって、2人の青年が逮捕されて無期懲役となりました。 証拠は被告人の自白と現場の目撃証言のみで当時から冤罪の可能性も指摘されてきて、何度も再審請求の運動がされながらついに2009年に再審開始され、11年5月に無罪判決が下されました。

僕がこの映画を見たのは2011年の震災直後なので、まだ無罪判決が出る前。この作品もその直前で終わっている(どうせなら判決を待って公開すれば良かったのに)

その冤罪で人生を棒に振ることになってしまった2人のオジさん、ショージとタカオに15年間に渡り追いかけたドキュメンタリー!!

スタートは29年刑務所に入った後の仮釈からで20歳くらいだった青年もすっかり老け込んだオジさん。

タカオは背が高くて「顔はいいから彼女はすぐできる」とか言って有言実行する。実際イケメンかは不明。。。

ショージは筋肉質で、早速工事現場の仕事したり柔軟。ユーモアも彼の方がある。。

こんな事言ってはアレだが、熟練の漫才コンビにも見える。

とにかく彼らは警察から強制的に自白させられ、30年間時間を奪われ、親の死に目にも会えず、無罪確定するまでは犯罪者のレッテルを貼られ続ける訳です。

冤罪って本当おそろしや。

そんな僕らの気持ちとは裏腹に2人は意外とひょうひょうとしていて逞しい。もちろん、内なる思いは想像を遥かに越えているんでしょうが、、そこがカッコいいのだ。

※調べたらDVD化されてないんですね。。。もし特別上映とかあったら見てほしいです!