「エロス+虐殺 <ロングバージョン>」
冒頭、椅子に座る女。彼女に質問する女の声。シャワーに濡れる女。桜並木通りを歩く男女、セックス、長い廊下を歩く、警察署、新聞社、三つの死体、フィルムによる…
北米版のBlu-rayBoxを購入し再鑑賞。
非商業的、あまりにも前衛的かつ瞑想的、それ故にかなり難解な演出、作風だ。
大正時代のドラマと昭和40年代のドラマが交互しながら展開し、音楽のような会話…
自由恋愛は、性の解放は、それ自体が思想たり得るのか。性の妄執に憑かれた大正と昭和それぞれの若者たちの今が並行し交錯する。自由恋愛の思想家を巡る3人の女たちは、新しい時代の独立した自由な女性像の謳い文…
>>続きを読む大杉栄による自由恋愛の約束
・経済上の独立を保つ
・誰とも同棲せず各々別居の生活をおくる
・互いの自由(性の自由)を尊重する
これが破綻するときは?
昭和シーンはロックな音楽が超かっこいい。特に意…
✔️『エロス+虐殺』(1969年オリジナル版·シネマテーク仏保管·?p,1970年短縮公開版·4.8p,2005年デジタル復元準完全版·4.9p) 及び『秋津温泉』(3.6p)▶️▶️
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1910年代に実在した無政府主義者の大杉(細川俊之)を中心とした三角関係のもつれの話と、学生運動が盛んな1969年現在の大学生カップルの話を交互に描く。
大正パートは最後に大杉が死ぬに至る流れを複…
『人間失格』『ヴィヨンの妻』等、顔と頭がよくそのくせ生活能力のないダメ男を書かせたら太宰治の右に出るものはないし、それらのテーマを書く時は作者の「こいつはダメです」と言うハッキリと突き放す様な冷徹な…
>>続きを読む頑張った。頑張ってまで映画を見たのは久しぶり。三時間半の長尺でこの内容だと、何見てるんだかも分からなくなってくる。ただ、岡田茉莉子は美しく、細川俊之は妖しい。原田大二郎も若さが溢れとても繊細に見える…
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