ミミック

ブラック・ムーンのミミックのレビュー・感想・評価

ブラック・ムーン(1975年製作の映画)
3.2
一人の女性が迷い混んだ箱庭的異世界。彼女が見ているのは現実か、それとも幻想か…。

うーむ、自分にはとても難解だった。他の作品も見ないと判断できないが、監督がやりたいこと詰め込みました系の作品なのかな。解説を読んでも半分くらい、タイトルのブラックムーンとは我々が住む世界の倫理観とは違うことの象徴らしい。

あり得ない出来事の羅列も、そこに明確な意図が見い出せないと最後まで見続けるのがしんどい。登場人物が何の説明もしないのに、空想上の動物にだけチョロっと喋らせるのはなんか違う気がした。

戦争と動物とファンタジーが絡み合う不思議な世界観、確かに違和感はある。シュールな映像に浸りたい人向け。

個人的にはこの映画と言えば、今後ここしか思い出さないんじゃないだろうかというくらいのラストカットが印象的。

消毒したおっぱい。
ミミック

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