みずけん

ヴィデオドロームのみずけんのレビュー・感想・評価

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)
3.8
衛星放送局のプロデューサーであるマックスは視聴者獲得のため過激な映像を探し求める日々。
衛星の電波を不正受信し海外の映像をチェックしていたある日、どう見ても本物としか思えない拷問映像に出会う。その映像の出どころを追うマックスは次第に怪奇的な行動を取るようになり、、、


今年は今まで勉強不足だった領域と向き合っていこう、ということで何故か避けていたクローネンバーグ作品。

当時日本公開が見送られたのも頷ける、常軌を逸したストーリー。アナログでリアルなゴア表現。日常から異世界に転落してしまうカオス感。クローネンバーグのイメージそのままの作品だった。

80年代以上にメディアが肥大化し、ブレイン・マシン・インタフェースが現実味を帯び始めた現代に十分通ずるものがある。
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