しょうちゃん

ヴィデオドロームのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)
4.0
カナダのトロントにある地方TV局の社長が、
奇妙なビデオテープを発見した。
暴力と官能に溢れた映像に、
彼とその恋人は次第に虜となっていく。
やがてテープに秘められた恐るべき陥穽が明らかになる……。

見た人の性格を変える暴力SMヴィデオによっておきる殺人を描く。

ビデオに虜にされていく様子が独特の世界観で描かれてます。
マックス社長を演じるジェームズ・ウッズはいい味を出していました。
リック・ベイカーによる特殊メイクが非常によく出来ており、
どのシーンも印象的で悪夢的な世界を見事に表現している。
自分の体がビデオデッキになり、
腹部が女陰のように裂け、
ビデオテープや銃などを挿入したり、
手と銃が融合したり、
TVのブラウン管が唇になったり、
TVの画面から銃がぐぐっと出てきたりと、
クローネンバーグの悪趣味が全開である。
難解な映画。
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