ダンディー

フラガールのダンディーのレビュー・感想・評価

フラガール(2006年製作の映画)
4.5
2022年、186本目(ドラマ除く)。

フラガール、やっぱりめっちゃ好き!
ストーリー展開は読めちゃうし、
最終どうなるかも読める。
よくある話といえば、よくある話なんやけど、
なんでこんなにこの映画好きなんやろ。
毎回泣く。
映画館で観なかったことが悔やまれる。
蒼井優のダンスは、
映画館で見たら圧巻やったやろな。

松雪泰子、好きやなぁ。
演技上手いなぁ。
ダンスしてる時、ダンスを教えてる時、
手の指先まで全てが美しい。
それでなくても折れそうなほど細いのに、
ダンスの練習とかでさらに痩せたんじゃ...
しかしきれいやったなぁ。

蒼井優のダンスには圧倒された。
特にブリッジみたいな体勢で床に倒れてからの
あの起き上がりはすごすぎる。
蒼井優のプロ魂を感じずにはいられなかった。
素晴らしい。

女性が主役の映画やけど、
それでもやっぱり豊川悦司の存在感はすごいね。
気には食わないけど、妹のために応援する兄。
その葛藤がすごくよく伝わった。
最後の晴れ晴れとした笑顔が素敵やった。

富司純子が演じるお母さんも好きやぁ。
娘がダンスの練習している姿を見て、
娘の夢を応援する気持ちに切り替わる瞬間。
娘には素直になれないけど、
裏で娘の夢を壊さないようにストーブを集めるとか、
胸が温かくなっちゃう。
娘の晴れ舞台を見ながら、
「あれ、うちの娘です!」って叫びだしそうな、
一人で言葉にならない嬉しさや誇らしさが
爆発してしまっているお母さんを感じとれた。

女性がまだまだ蔑まれていた時代。
この時代に、女性を主役にした施設を作ろうとした
館長さん?町長さん?
よく分からないけど、
その方の勇気もまた素晴らしいと思う。

本当にいい映画で、
大好きな映画です!
ダンディー

ダンディー