kazu1961

フラガールのkazu1961のレビュー・感想・評価

フラガール(2006年製作の映画)
3.8
「フラガール」
2006/09/26公開 日本作品 2019-062
日本アカデミー賞最優秀作品賞
再鑑賞シリーズ
2007年第30回 日本アカデミー賞最優秀作品賞

この作品も後半以降、温かい涙止まらない作品です。
ストーリー展開は実話に基づいたもので、その中から素人の女の子達がフラガールに成長していく過程にフォーカス、とても感動的な作品に仕上がっています。
そして、何よりも出演者達のダンスと演技力に脱帽です。
炭鉱の芋娘たちの口をあんぐりさせた平山まどか=松雪泰子のフラダンスの実力。稽古場の中でたった1人レコードに合わせて踊る松雪泰子のフラダンスを当時、スクリーン上で観た時、この作品はホンモノ!!って思いました。
そして蒼井優が、クライマックスである昭和41年1月15日の常磐ハワイアンセンターのオープン日に踊るフラダンスの見事さには脱帽でした!!
実話と同様に素人の女の子が数ヶ月に及ぶ厳しいレッスンを共にして気持ちを1つに通じ合わせることでいい映画を作り上げたいとの思いから、主役の松雪泰子・蒼井優から台詞のないダンサー役に至るまでダンス経験のない女優をキャスティングし、全員が一からダンスのレッスンを受けて撮影に臨んだそうで、そのことからくる迫真のダンスがほんと素晴らしいんですね!
余談ですが、常盤ハワイアンセンター、この後アグネス・ラムがフラガールだったんですね、話題になりました。

昭和40年代初頭に福島県いわき市の町興しとして作られた“常磐ハワイアンセンター”の誕生秘話を映画化した感動コメディ。石炭から石油へとパワーシフトがされる中、いわき市の炭坑も次々と閉山。そこで市民たちは、町興しとして“常磐ハワイアンセンター”の建設を計画。施設の目玉として、フラダンスショーを取り入れることになり、東京からはダンス教師を呼び寄せ、町からは踊り子を集めてレッスンを始めようとするが……。監督は李相日。出演は、松雪泰子、豊川悦司、蒼井優、山崎静代、岸部一徳、富司純子など。シネカノン制作・配給。第80回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベストテン第1位および読者選出ベスト・テン(日本映画)第1位。第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作。
kazu1961

kazu1961