もえ

フラガールのもえのレビュー・感想・評価

フラガール(2006年製作の映画)
3.8
昭和40年、福島県。石油の台頭で石炭が売れず、閉山が相次いでる炭鉱の町を救うために、新事業として福島に「ハワイ」を作り上げる一大プロジェクトが持ち上がる。そのプロジェクトに関わった福島の街の人たちの実話。

蒼井優、松雪泰子のソロダンスシーンが圧倒的に印象に残った。特に個人的には蒼井優の、母親がレッスン上に来たときに、成長をちゃんと見てと言わんばかりのダンスシーンがかっこよかった。

豊川悦司の炭鉱夫が似合いすぎ。
松雪泰子のために裏で助けてあげてるところが可愛いキャラクターだった。「女はつえーなぁー」ってセリフが、聞いててなんかうんうんってなったし、すごく頭に残った。

脇まで全部俳優人が豪華で演技派の人が多かった。新しい事業に夢をかけて、熱い情熱を注いだ岸部一徳と三宅弘城がいい味を出してた。

ギャバンをしてる途中にトラブルに巻き込まれながらも、フラガールたちがプロになっていく様が素敵だった。1番好きなシーンは怒ってバスから降りた先生をゆっくりバスでみんなで追いかけながら、フラガールたちが謝ってるシーン。なんかほっこりするし、応援したくなる。

実話だから、突拍子もないことはあんまり起きないけど、だからリアルに見れておもしかった。
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