naoズfirm

フラガールのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

フラガール(2006年製作の映画)
3.5

町おこし・夢のため🎬

ストーリーは常磐ハワイアンセンター、現スパリゾートハワイアンズの誕生を支えた人々を描いた作品でした。一応主演は松雪泰子ですが蒼井優とのダブル主演の様な感じがします。今作は登場人物の多くの想いが込められていました。特に印象的だったのが蒼井優演じる谷川紀美子に松雪泰子演じる平山まどかの若い頃の姿を投影させているような気がしました。ずぶの素人に教えることに幻滅していた平山まどかが誰もいない練習室で踊るタヒチアンダンス。この凄みのある圧倒的な迫力に谷川紀美子らが飲み込まれてしまうシーンが前半にありました。これと同じダンスを谷川紀美子が常磐ハワイアンセンターのオープニングで踊りましたが、その練習シーンが前半で平山まどかが踊っていたのと同じような迫力を持っていました。まるで、若い頃の平山まどかの姿を谷川紀美子が踏襲しているかのようだ。また諸事情で途中離脱した木村早苗の為に、彼女から送られてきたハイビスカスを髪に挿して踊るシーンは感動しました。

"フラ"
フラとはハワイの伝統的な踊りと音楽を意味します。"フラダンス"という言葉は間違っており、フラという言葉の中にダンスという意味が含まれており"ダンスダンス"となってしまう為、"フラ"が正式な呼び名です、そして仕草一つ一つに意味があります。
naoズfirm

naoズfirm