シャーリーズ・セロンってすごい女優なんだなぁと、単純ですが、思いました。
実在する人物を演じるのに、似せることはそこまで重要だと思ってなかったのですが、この作品ではそれがすごく重要な気がしました。その容姿や、話し方、しぐさ、振舞いが、アイリーンの人生や起こした事件に深く関わっているので、やはり美しい女優の方がそのまま演っているのでは、違和感隠せないと思うし。
美しい容姿を変えてまで、その人物の人生に迫る覚悟は、たとえ仕事だからといって、そう簡単にできるものじゃないと思います。大げさなパフォーマンスじゃないってことも、見ればわかります。
愛を求める主人公の痛々しさが胸に迫ります。だけど、事件に対する嫌悪感も。簡単に言ってはいけないと思いますが、悲劇だなと思いました。
