小石川

モンスターの小石川のレビュー・感想・評価

モンスター(2003年製作の映画)
3.5
愛は魔物。信仰は針の筵。善よりも生。本当のモンスターは何なのか、考えながら観ていたけれど、信じるという行為に潜む何かがそれに該当するのではないかと思った。愛はその亜型で、信仰は純然たる魔物の表れで、善は真には善ではなく悪も真には悪ではない。人は自分が信じたいものを信じ、それを突き進むことで誰もが魔物になりうる。‪「最も純粋なものこそ、何より人を傷つける。いかにも恐ろしいものは、そんなにつらくない。」‬
小石川

小石川