あまりにもひどい環境で育ち、売春婦になってからもひどい仕打ちばかりのアイリーンだけど、それでも手を差し伸べてくれる人はいなかったわけじゃない。それどころか明確に助けてくれる人もいたのにそれを受け取ることができない状況に自らを追い込んでしまうのが悲しかった。
映画をみているとだんだんセルビーが憎たらしくなってくるけど、それはアイリーンが最も憎んでいる大人の男の真逆の存在を愛そうとしてしまったせいだから仕方がない。子供を好きになっちゃったってことだと思う。クリスティーナ・リッチは無邪気でかわいい役どころをしっかり演じきった。調べたら年が一個ぐらいしか違わなくてびびった。もっと下だと思ってた。