Tラモーン

海角七号/君想う、国境の南のTラモーンのレビュー・感想・評価

3.2
台湾映画もう少し観てみたいなと鑑賞。

ストーリーとしては、台湾日本統治時代の恋文と、現代の若者2人がリンクするみたいなベタなラブストーリーでむしろトレンディドラマ的な古臭さとか(歌に想い載せちゃったり)、ちょっと恥ずかしくなっちゃうくらいだったりするんだけど、田舎のゆったりした雰囲気のせいなのか何故か観れてしまう。

同時進行する寄せ集め町おこしバンド(主人公の男性がボーカル、ヒロインがマネージャー)のサイドストーリーが妙にコメディタッチなのが映画全体のバランスを取っているような気もするし、突散らかしているような気もする。

バンドのメンバーが年齢も出自も違うのは台湾の人種の坩堝っぷりを表してるように感じた。

本筋が日本人と台湾人の恋愛だからかな。

でも友子と阿嘉の心理描写というか、惹かれ合う流れがもう少し欲しかったな…。

本当にベタな展開ながら、ラストのバンドのライブシーンはよかった。



「台北の朝、僕は恋をする」「ママは日本に嫁に行っちゃダメと言うけれど」の二本とは全然雰囲気が違った。

思えばそっちは台北が舞台で、今作は台南が舞台だから全然都会的じゃなくて、むしろ日本の原風景というか、田舎な感じだったなあ。

ぼくは台南は行ったことないんでよくわかんないけど、本当に日本の田舎みたいだったな。
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