ひろゆき

JUNO/ジュノのひろゆきのレビュー・感想・評価

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)
3.6
銀幕短評(#28)
「JUNO/ジュノ」

2008年、アメリカ。1時間36分。
総合評価 72点。

オスカー脚本賞を受賞。16才の高校生ジュノが、同級生との不用意なセックスで あっさり妊娠してしまう。さあ、どうしよう。毅然とした態度で行動する彼女に対して、周りの大人たちは、どことなくためらいがちで頼りない。

何より若い主演女優の、現実と向き合ってしっかりと成長していく演技が素晴らしく、脇役もすべて自然で、明るい演出とともに、ストレスなく楽しめる。アメリカならではのストーリー展開で、それをケレン味なく映像化できるところが、さすが映画大国だなあと感心する。

発想の自由さ、家族関係と信頼、契約社会、多様性を受け入れる土壌と平等意識、それらを糧とする深い愛情とその表現力。

ほかの映画もこのくらいの尺で、うまくまとめてくれるといいな。
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