このレビューはネタバレを含みます
ふおぉ80年代ならではのダサさ…この時代特有の…いやこれこそまさに80年代的青春の輝きなんだと思うんですが。しかもキャラクターデザインはわたせせいぞう。あぁどこまでもバブルっぽい!!(((((Σ(≡ω≡ノ)ノ…
記号としてしか描かない薄っぺらい“オトナ”像、オトナと僕たちの対立、大学進学の否定(その是非ではなく)、若手タレントつかった素人声優、言葉のセンス…もう全てが痛々しい…
青春ものとして見るには普遍的な素材ですけれど、せめて滑舌の悪い若手タレント使わなければ、今見ても光るものが見やすくなったはず。…多分こういう「自然体の」演技がオシャレだったんだろうな。
と散々ケチつけた後でなんですが、アニメなのにコラージュとか挿入したり、色々面白い演出です。アニメとしては結構いいです。いわゆるオタク向けのアニメとは一線を画そうという狙いが見えて来ます。動きが独特で、特にカットは映画的だし。まぁ要はわたせせいぞうのイラストエッセイみたいな雰囲気です。
モラトリアム映画大っ好きなんだけどなぁ。これは別のところで痛々しくて苦手でした。