NIELSEN堀内

袋小路のNIELSEN堀内のレビュー・感想・評価

袋小路(1965年製作の映画)
3.8
ロマン・ポランスキー監督初期作品。常に自分の内側に横たわって居る狂気を静かに表現する監督だなぁと思いました。満潮を迎えると孤島に成ってしまうお城に住む若い夫婦、招かざる客によって均衡を崩されて行く様はとてもスリリング。ポランスキーの起用する女優さんは毎回楽しみでフランソワーズ・ドルレアック(カトリーヌ・ドヌーヴのお姉さん)の小悪魔的な演技も素晴らしかった。

段々と潮が満ちて来てポツンと佇む車の風景もそうですがモノクロの水の表現が美しい。
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