袋小路のネタバレレビュー・内容・結末

「袋小路」に投稿されたネタバレ・内容・結末

浜辺のロングショット、悪党と夫婦の掛け合いが最高。知り合いを罵倒して帰し最後には気が狂いながらも逃げて泣き叫ぶ夫はもちろん、根は良いやつなんだろうなと思わせる悪党のキャラクターも好き。水の中のナイフでも感じたが、ポランスキーは水をきれいに撮るなぁと思った。
※後でまとめる。

‪▼物語構造‬
‪悲劇、コメディ、スリラー

‪▼感想‬
‪・技術‬
小道具に「フライパン」と「卵」。

強面ギャングが終始右手を怪我しているので、「絆創膏効果」のように際立っていてわかりやすい。

何よりフランソワーズ・ドルレアックが美しい。美しいったら美しい。美しいのだ。
昔のギャング映画に出てくる様な悪党と
ヌーベルバーグなフランス女
悪気は無くても救いようの無い小心者の男

再婚した若い奥さんのために工場を手放して
買った古城に、2人っきりで暮らし始めて
まだ3ヶ月程なのに、こんな事になるなんて

でも悪党が来る前から、2人の関係は
すでに、少々おかしな事になっていた訳で
何れは破綻してしまうのでしょうが
もっと穏やかなものだったでしょうに…

それにしても、いい女はたくましいです
相手が悪党でも、気に入らなければ
殺されたって従わないような強気な態度
でも興味が湧いたら何事も無かったように
すっと近付いて打ち解けることも出来る
だからと言って、悪の道に流されたりせず
最後には悪党に立ち向って行っても
決して死ぬような事にはならないのです

相手の気持ちを読んだり、掴んだり
駆け引きしたり、場の空気が読めるのは
いい女の条件であり、生き抜く力でもあると
実感しました
どん詰まりの夫婦の元にどん詰まりの強盗が押し入る話。
ドルアレック見たさで観たけど、閉塞感と気怠さ、ポランスキーの独特の空気と乾いた展開が良かった。

作品内でかかるレコードが良くて探して購入した思い出。
誰が言ったか「美女を映さずして映画に非ず」とは、裏返すと、女優を美しく撮れてさえいればそれは立派に映画であるということを、再認識する一本である。
ポランスキーがカトリーヌ・ドヌーヴに続きその姉フランソワーズ・ドルレアックを撮った今作は、前作『反撥』に同じく神経衰弱もの。でもこっちは、打って変わって喜劇調。

満潮時には陸から切り離される孤島の城を舞台に、小心者の主人とその若い妻、押し入ってくる悪漢がしばしの奇妙な共同生活。
明々白々な男と男のパワーゲームを拗らせる奔放な美女。
果たして、不条理な結末を被るのは一体。

ポランスキーのモノクロームは、画面を揺らめく水面が印象的だ。


No.74
1967年、若干、25歳の若さで亡くなったフランソワーズ・ドルレアックが輝く作品。

ストックホルム症候群という心理学用語がある(犯人と人質が、非日常的な出来事を通じる事で互いにシンパシーを感じるようになるといった内容だったかと思う…)。

ある種の人々から見ればそういった分析のできるストーリーなのかもしれない。

しかし、そんな大袈裟な話ではないように思える。

単に行き詰まった人々が無気力になったり、苛ついたり、ヤケになったり、暇を潰してみたり。

また、その出来事の中で剥き出しになっていく自分自身の小ささといったら…。

意地を張って無理をしている人々は、結局、どこかで綻ぶことを待っているのかもしれない。

追記1
劇中の舞台となる、海の満潮で孤立したり干潮で道が繋がる砦は、登場人物たちの中途半端な立場を象徴しているのかな。

好きな物だけで身の回りを囲って自分の人生を生きようとするが、結局、臆病故に昔の関係を断てない主人(=砦の生活は耐えられなくなってきていると途中述べる)。

任務に失敗し、痛手を負い、相棒を失っい、仲間の助けを待つうだつの上がらない三流ギャング(=結局、仲間にも見捨てられる)。

イギリスのセレブリティの中では品の悪い売女と差別され、夫に男としての価値がないと嘲笑いながらも、その関係を断てない若き妻(=散々、周りをかき回すが、夫に甘えたりする)。
反撥とは違う雰囲気からのスタート、よかった〜
音楽よすぎ
コメダだ
ポランスキーのはイギリス映画に見えない、大陸的な閉塞感、重々しさがある
陰影
構図、長回し、ひきつける
ベルイマンぽい、ロケーションよすぎ
イライラ感不快感カオスの演出、いろいろなことに注意がいく、散らかってて、不潔で、鶏小屋や車は壊される、だみ声、酒にまみれちらかし二日酔い、人は死に、来客はばかににぎやかで、おくさんはビッチ、ラジオ、蓄音機で不快音、変なタイミングでくる隣人、子どもはここぞと暴れまわり、自慢のステンドグラスを破壊され、ニワトリいっぱいいるし、とにかくすべてがカオスで秩序のかけらもない、終わりも見えない、カメラワーク、カットで見るものを神経質にする、作品を通して見るものをイライラさせる、素晴らしい。主観を移動させ、すべてのイライラを感じさせる。いろんな意味で難しいだろうが徹底していてすごい。ファニーゲームに近い気もする
最後二人を殺さなかったことの意味がいろいろ考えられる、おもしろい
主人公の心情などを家や部屋を象徴的に使って表現するのがポランスキーのやり方か、潮が満ち、この家のように孤立していく
飛行機も無関心