フッカー

(500)日のサマーのフッカーのネタバレレビュー・内容・結末

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ラブアクチュアリー借りられてたから、代わりにこれを選択。
感情の丈をぶつけまくっていいですか?
最初に断っておきますが、ビックリしたフォロワーさん方は、ガンスルーーしちゃってください笑


身近にサマーにそっくりというか、凄く当てはまる人がいて、すっごく怖いんですが!!!
トムよ.....おぉトム..(´・ω・`)

「これは男女が出会う物語であるが、恋物語ではない。」
マジで!?

青年トムは快活で元気溢れるサマーと出会い一瞬で恋におちる。
このサマー、「サマー効果」なるものを持っており、周りをhappyにし、
自らも好奇心いっぱい、様々なことにチャレンジするタイプ。

そんなサマーに惹かれるトムの気持ち、よく分かるよ..うん。

ただトムとサマー、始めから求めてる物が違うんですよね。
サマーは最初、そのことを念押しするんですが.....おけ!ってトム言うから(´・ω・`)

トムは一人の人からの愛を求めてる。
サマーは、誰かに所有されるのは嫌。縛られずに自らをどんどん広げていきたい、だから恋人いらない。

サマーのいうこと、気持ちも分からなくはないんです。
それは自分も好奇心旺盛なタイプなので、一つの事だけじゃなくて色々なことを経験したい。

それでも本気で好きになった人とは一つに繋がりたい。
「恋人はいらないなんていうのは、愛を感じていないからだ。」っていうトムの言葉は本当にその通りだと思います。

だからって、終盤のビル前でのベンチのシーン皮肉だよ。
「違うわ。あなたの言ったことが正しかったのよ(笑顔)」

「踊りたかったから。」じゃないよぉぉぉ~~~、求婚される前でも交際中なら踊らないであげてよぉぉぉ。


全ては運命じゃなかったから。そう劇中にある言葉で収束されるんじゃないですかね。


愛した人を予期せぬ形で、半ば強引ともいえる形で失ったこの数ヶ月。
まだ数ヶ月。もう数ヶ月。
凄く長い時間のように感じたけど、まだ数ヶ月しか経ってないのか。

サマーを失ったあと、仕切り直しエネルギーに溢れ建築に打ち込むトム、よく分かるよ!!
だって今の俺だって、やらなきゃいけないこととやりたいことを同時平行でやりまくってるから!!

スーツ姿で内側からの自信に溢れたトムを見たときは俺凄く笑顔になったよ!(*^^*)
そして終盤、面接前での美女オータムとの出会い。良かったなぁトム。

そう全ては偶然なんです。
結果がどうなるかなんて分からない。
後からじゃないと、良い出会いだったか悪い出会いだったか、分からない。
周りで悪縁だったなんて言う人もいましたが、俺はそうは思わない。
計り知れない傷はおったけど、貰ったものはそれだけじゃなくて。
温かいものも沢山貰って、俺は今でもそれをちゃんと覚えてる。

きっと前よりもっと人に優しく温かくいれる気がしてる。
どんなことをされても嫌いにはなれないんですよね。

個人的には、出会いを良い悪いでくくりたくない。
その全てがその人を形作っていくはずだから。
トムとオータムが幸せになることを願って...♪


あ、あと実は今絶賛恋愛中なんですが、
俺が失意に落ちてたときにかけてくれたあの言葉、その前からのあのやり取り、俺の感謝の言葉に涙を溜めてくれたあの瞳。
ぶっちゃけその時はぐちゃぐちゃ過ぎて全然気づかんかった。

それがやっと落ち着いてやっと生活に戻れて気づいたこと。色んな人に支えられて今恋なんてしてますが、まだ数ヶ月。
恋なんてしていいんだろうかとも思います。感情はコントロールしにくいですが、俺はもしかして薄情なのかなとか色々考えたりとか。
それがあっても一線を越えたら、「恋人はいらないわ。友達で。」なんて言われたら、
Oh my god!!!
なんですが(´・ω・`)

とりあえず今の自分の気持ちを大事に正直に進めばいいんですかね?

こういう人と人との偶然を大事にした作品は好みです。
だからポール・オースターの小説は大好きです。「ムーン・パレス」とか「幻影の書」とか。
彼らは皆、大きな何かを失い一度失意のそこに落ちるけど、
生きてくなかでは 偶然 がある。
その偶然を大事に、温かく描く小説なので気になった方は、是非読んでみて下さい♪

何の話をしてたっけ、いつも以上に大暴走レビューですが、もし反応に困ったらスルーー笑でよろしくです。