まるで、3日続けて焼肉を食べたような、胸焼けしそうな濃い映画(ランボーシリーズ)が続いたので、ここで、フレッシュなサラダバーのような作品を観てみた。
とても面白かった。
トムとサマーの500日をところどころつまんでバラバラに見せていく。それらがうまく繋がっていく過程が面白い。
トムのサマーに対する想いとサマーのトムに対するそれにはかなりのズレがある。
サマーは事前に「深入りしない」と宣言していて、それなりに筋が通っているようにも見えるが、思わせぶりで、期待させるような態度が多すぎるのだ。
トムが苦悩するのも無理はない。
今回はそんな女の子に惚れたトムの負けだ…と観ていて思った。
それでもトムの喜怒哀楽の、特に「哀」には、感情移入してしまった。一方で、サマーの感情もうっすら分かる気がした。要はサマーにとってトムは何かが足りなかったのだ。
とても面白い作品だった。
ラストも良かった。
サラダバーのような作品だったかどうかは分からないが面白かった。
いつかまた観たくなるかも知れない。