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(500)日のサマーのロクのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
4.5
運命的な出会いを信じる青年トムは自分が働いているクリーティングカード会社にアシスタントとして入ってきたキュートな女性サマーに一目惚れ!彼女への想いを募らせて行くトムだったが、ある朝、会社のエレベーターで大好きなザ・スミスを聴いていた彼に偶然乗り合わせてきたサマーが「私もザ・スミス好きよ!」と声を掛けて来たことから急激に距離が縮まり会社のクリスマスパーティーでトムはサマーに思い切って告白するのだが、恋愛に関してドライな考え方を持っているサマーは恋人関係にはなりたくないと彼の告白を断ってしまう。それでもサマーを諦めきれないトムは彼女が望む友達以上恋人未満の関係を受け入れて交際をスタートさせるが、自分達の関係をはっきりさせたいトムと今のままの関係が良いというサマーという恋愛に対して真逆の考え方を持っている2人では上手くいくはずもなく次第に溝が拡がり始めてしまう...本作が長編デビュー作となったマーク・ウェブ監督は恋愛に対する理想と現実を時系列をバラバラにして二人の関係が良好な時と悪化している時を対比しながら見せたり画面が突然左右に二分割されて理想の映像と現実の映像を同時進行で映し出したりなどユニークな演出方法で描いていて面白かったです。サマーは結構なビッチなんだけど演じているズーイ・デシャネルが可愛らしいので、何となく許せちゃいましたね~トムの大人びた妹を演じていた子供の頃のクロエ・グレース・モレッツが今と全然変わっていなかったのには驚きました。
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