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(500)日のサマーのakrutmのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
3.5
脚本家のスコット・ノイスタッターの実体験を元にした、勘違い自己チュー女に不覚にも恋してしまった若者の再生までの物語。こういうビッチって、実際にいるんだよね。男性がちょっと自分に気があるとわかると、自分からアプローチして自分に夢中になるのを楽しむような。スコット・ノイスタッターもかなり頭に来たんじゃないのかな。こっちも観ているうちにムカムカしてきた。しかも、サマー役のズーイー・デシャネルが全然可愛くない(どちらかというとブスの範疇に入ると思う)ので、可愛いジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるトムが夢中になること自体が不自然に見えてしまうんだよ。友人にも妹にも言われているけど、世の中に女性はいっぱいいるんだよ、ジョセフ、じゃなくてトム。

なんていうように観ている人に思わせてしまうのは、監督や脚本家の狙いどおりなのかもしれない。その意味ではよく出来た映画だし、時間軸をバラバラにする見せ方も面白い。ホール&オーツをはじめとする挿入曲も心地よいし、ロスの風景も印象に残る。個人的には、ホール&オーツの曲を背景に、トムが歩行者たちと踊るシーンが好きです。でも内容がロマンティックでないので減点。
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