ぐりこ

(500)日のサマーのぐりこのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
3.8
グッドな失恋映画だった。

恋をして世界が輝くボーイミーツガールな序盤はとても楽しい。IKEAデートや公園ミュージカル(映画版モテキのパロ元だ!)、肩で風をきって歩くトム、窓にうつる自分はハンソロ♪笑

でも、もちろんそれだけじゃ映画にならないわけで、途中からはなかなかにツラい。
基本的にトム目線のみで語られるので、「私ちは友達」「真剣に付き合うつもりはない」というサマーはひたすら理不尽で、そして400日頃に訪れる結末はあまりに残酷…

と思ったら最後の最後、意外性のある救いが待ってる。陳腐すぎてあんまり見ないタイプの。
そして始まる“秋”のDay1。
洒落が効いてるんだかないんだか(笑)

まぁなんせ本来的な意味での“カタルシス”を得られる作品でした。
不思議と胸がすっとした。

いわく『偶然、それがすべて
運命の力など存在しない すべては偶然』


~以下雑感~
ヒロインは、ブレイク前のベルセバを愛し、リンゴスターが心のアイドルという謎めいた女性で、とてもとても魅力的だった。

The SmithsやPixies、Temper Trapなどが流れる音楽もステキだし。
トムの期待と実際の現実を画面2分割で見せつけるのも、ありそうであんまりないギミックでおもしろかった。