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僕のピアノコンチェルトのleylaのレビュー・感想・評価

僕のピアノコンチェルト(2006年製作の映画)
3.7
『山の焚き火』の監督ですが全然違うテイストでした。

天才少年の苦悩を描いた作品。
天才的な頭脳を持ち、幼い頃からピアノを弾きこなすヴィトス少年が、親の期待や孤独に悩み、唯一の理解者であるお爺ちゃんに見守られながら自分の生き方を見つけ出す。

ヴィトス少年を演じたのは本物のピアニスト、テオ・ゲオルギュー君。「若いピアニストのためのフランツ・リスト・コンクール」の優勝者です。

お爺ちゃん役はブルーノ・ガンツ。安心感と深みが違います。とっても魅力のあるお爺ちゃんでした。

ストーリーは、えっ、株売買の方向に行っちゃうの?と少し雑な展開で残念だったけど、ラストにステージで弾くシューマンのピアノ協奏曲で帳消しになりました。メガネを掛けて演奏するテオ・ゲオルギュー君が可愛かったし、カッコよかった。
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