<概説>
ライトノベル隆盛期を支えたダークミステリを実写映画化。新聞沙汰が10年に1度程度の辺鄙な街で、児童失踪事件と猟奇殺人事件が連続する。しかしそんなことはお構いなしに、嘘つきの青年はぷりちーな少女と青春群像劇を送るのだったーー
<感想>
原作1巻から追いかけていたので非常に懐かしいですね。
実に個性的なキャラクターによって展開される容赦のない残虐青春物語。それに魅了されてファン歴10年を超えました。今でも原作小説は好きです。
ただそれだけに本作の演出は残念というかーー残念。
主人公みーくんの周辺設定は特に悲しくなります。なんで素顔を出してしまうのかとか、ヘアスタイル設定上長めにしなくてはとか、「嘘だけど」ってモノローグ調だよねとか。
気になりすぎて所謂厄介オタクになってしまいます。
いっそ実写化ではなくアニメの方が好き放題できた気が。
最近『安達としまむら』のアニメ化がありましたけれど、ダーク寄りな入間人間作品の方もそろそろお声が掛からないものでしょうか。『僕の小規模な自殺』や『花咲太郎』シリーズの映像化を待ちに待っています。