やはりヴェンダースは裏切らない。
まずタイトルが素晴らしいよね。
広大で豊かな大地、アメリカが抱える闇の部分を切り取った映画。
すごく社会派っぽいけどしっかりドラマ。
貧困者や弱者を救いたいラナと…
ヴェンダースの最新作「世界の涯ての鼓動」のために
予習で観賞。
世界に衝撃を与えた9.11の傷が未だ癒えていない頃のアメリカ。
ひとりの元軍人が国を守ろうと、自主的に監視活動をする姿は滑稽に見えたが…
退屈な映画だったけど、言いたいことはよく分かる。
9・11のアメリカの惨状を見て一般人が歓声を上げる。
ポールは問いかける…歓声?何故だ…。
答えは…アメリカが憎いからよ…。
戦争とテロはアメリカの…
アメリカの罪を一人で背負おうとする年老いた男が潰れかけ、現代を生きる血縁とか浅い少女に支えられて生き抜く話。おじさんの暴言を受け身で流すあどけないミシェル・ウィリアムスが可憐だ。彼女らに先行するイメ…
>>続きを読む9.11、
あの日、世界中が傷を負った。
遠い日本でTVで観ていた僕でさえ、
当時は途轍もない衝撃を受けた。
アメリカで暮らしている彼らは、
きっと僕らの比ではないだろう。
人間不審になるだろ…
箱
アメリカで生まれアフリカで育った少女ラナは、亡き母の手紙を伯父に渡すために10年振りにアメリカに帰国する
ラナと伯父は、ホームレスのイスラム系青年が殺される事件に遭遇
ラナはその青年の遺体を彼…
「何かを忘れ去るには すべてを捨てなくては」
911後のアメリカ。叔父であるポールに会いにイスラエルから戻ってきたラナが見た故郷の姿とは…というお話。
愛国心、ベトナム帰還兵、貧困、ホームレス、移…
傑作。911後の米国。テロに対し怯えすぎているのは、国もそうだが、元ベトナム帰還兵の伯父・ポールは特にそうだった。彼は一人で「特殊部隊」としてテロリストの監視とテロの防止に努めている。遠い異国の地を…
>>続きを読むラナ(ミシェル・ウィリアムズ)の亡き母が伯父に宛てた手紙が切ない。
ベトナム戦争の悪夢にうなされる伯父が、憑かれたように偵察車を走らせ、銃を携えてアジトらしき建物に侵入するシーンでは複雑な思いを抱か…