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ひなぎくのneroliのレビュー・感想・評価

ひなぎく(1966年製作の映画)
5.0
■民主主義を推し進めるような作品■
 
 
1966年に社会主義国であったチェコスロバキアで公開された作品。
 
2年後の1968年に民主化を推し進めるアレクサンデル・ドゥプチェク第一書記が就任。

同年8月に同氏はソ連に連れ去られ、チェコスロバキアの自由民主化は頓挫した。
(プラハの春)
 

民主主義を推し進める作品として、1970年に本作『ひなぎく』はソ連から発禁処分を受けた。
 
その後、1989年のビロード革命により、チェコスロバキアの共産主義体制が崩壊。

1993年にチェコスロバキア社会主義共和国は、チェコ共和国、スロバキア共和国に分離、解体された。
 
 
本作は自由気ままな作品。
二人のマリエという同じ名前の女性が常識を破り、はちゃめちゃに行動する。
 
 
二人のマリエとは、
✔︎姉妹とも言えるし
✔︎自分の中の二人の自己像
とも言えそう。
 
✔︎または、チェコとスロバキア
を表現しているのか?
(チェコスロバキアの歴史に疎くまちがっていたらすみません…)
 
 
 

■ガーリーで可愛い二人、ファッション性抜群〜♡■
 
 
チェコスロバキアの歴史を考えると革命的であった本作。
 
それ以外に、ファッション性抜群でもめちゃくちゃガーリーな作品でかなり推しです、笑
 
 
日本では、1991年に公開、「1960年代の女の子映画の決定版」と紹介された。
 
1990年代の渋谷系カルチャーの源流と言われる。
野宮真貴、カヒミカリィといった著名人が称賛。
 
野宮真貴氏はピチカート・ファイブの3代目ボーカル。
 
 
カヒミカリィ、ピチカート・ファイブなどは、私の青春時代の神的存在だったな〜
 
いつも聴いていた〜♪
懐かしい〜!!!
 
 
 
■ハミングがきこえる - カヒミカリィ♪
■東京は夜の7時 - PIZZICATO FIVE♪
 
が有名でしょうか?
 
 
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