KH

トップをねらえ!のKHのネタバレレビュー・内容・結末

トップをねらえ!(1989年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

もうすでに庵野監督らしさが感じられる、特に後半の白黒になってからのシーンは美しい曲に絶望のシーンを混ぜるエヴァンゲリオンのまごころを、君にを彷彿とさせた。

双子のパラドックスという特殊相対性理論による運動系の時間の遅れに関して提案されたものを主軸に置き宇宙にいる主人公たちは地球を守るために地球からはるかかなたで敵対生命体と戦うのですが、宇宙と地球の時の流れが違うので宇宙での作戦は4日で地球に帰ってきたら3年たっていたなど、地球にいる大切な人を守るために頑張っているのにどんどんみんな年を取っていき自分が取り残されるジレンマも描いています。

でもハッキリ言って白黒になるまでは暇でした。あとノリがちょっとついていけませんでした。スポ根ロボットアニメなんでしょうが一番暑いと思っているグレンラガンを見てからだと比べてしまって、どうも。

そんなことをすべてくしゃくしゃに丸めて捨てるかのようなラストのおっぱい丸出しになるシーンは途轍もないエモを感じた。アニメのフリクリを見た時のようなあの面白いってわけじゃないんだけどなんとも言えないエモさを。
KH

KH