horahuki

シャドウビルダーのhorahukiのレビュー・感想・評価

シャドウビルダー(1997年製作の映画)
3.3
心まで悪魔に奪われるな!

マイケルルーカー演じる2丁拳銃の使い手の元神父が、サタニストどもが世に放った悪魔に対決を挑む!悪魔が狙うのは、聖痕を授かった選ばれし無垢な魂を持つ少年。少年を奪われたら世界は無に…。善と悪、光と闇の存亡をかけたバトルが今始まるって感じの世紀末ホラー。

悪魔に銃を持って戦いを挑むあたりに『エンドオブデイズ』のようなハードボイルドホラーアクション感もありつつも、排水溝を駆け巡る悪魔とチャリで奔走する子どもたちという『IT』を思わせるジュブナイル的要素も備えたごちゃ混ぜ感が90年代ホラー感あって堪らない!

数人の魂を奪った後に最後のデザート的に少年の魂に至る必要があるため、数人の主要キャラの間で世界存亡を巡った戦いを繰り広げるという小規模感も悪魔的要素のあるスラッシャーみたいな雰囲気で楽しめる。最後の砦の少年を必死に守り抜こうとする大人たちにも、「悪魔に取られる前に少年を葬れば世界は救われる」っていう葛藤を滲ませたり、更には守られる側の少年が超デキた子で、大人以上に大人な一面を見せたりと、割とちゃんとしてる感じで面白かった!

そして、ジュブナイルでは定番(?)の森の中とかに住んでるイカレたオッサン役を『キャンディマン』のトニートッドが演じてるのも何か笑えた🤣微妙に長いのがアレだけど、なかなか良かった!
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